発達障害の母

昨今、老人ホーム内や町内での老人の三角関係

恋愛のもめごと

それで事件まで起こっているが

東京にいるときは本当に他人事だと思っていた

母は頭が足りない分、お金には十分汚いし

自分では心の奥底で、他の人間より劣っていると自覚している

・・・・と思いたい・・・・

から、人に後ろ指刺されるようなことはしないし

村の常識を外れることを、すごく嫌がった

そう信じていたのだが

実際は少しずつ進化は遂げている

子供が自由とかプライバシーとかを重んじるようになる時期があるが

そんな時期を歳をとって迎えたのだろう

恋愛は自由だと思っているし

プライバシーが大事だと思い始めている

いや、私たち子どもは母のすべてを守るためにプライバシーにまで

立ち入っているのであって

一般世間でいうプライバシーを保護しないと金銭を盗まれたり

命の危険があると言うのとは全く違うのだ

 

 

発達障害の母

老人会の集まりなんか、できるだけタクシーを使ってほしい

今時の田舎は老人の車の運転を辞めさせるために

コミュニティバスを出したり、

タクシー券を配ったりと何かと考えてくれているのに

その、爺さんの車でどこにでも出かける

本当に走る凶器にしか思えない

最近は老人が加害者の交通事故が多いことを何度話しても

不便だから!で知らんぷりをする

不便なのは当たり前だ

歳をとったらそれなりの生活は強いられるし

ある程度は我慢もすべきだろうに

その爺さんと二人楽しそうにドライブをしている

私がいないときに二人で何をしているのかを考えるとおぞましい

もちろん、わかっている

偏見だとは思うが、やはり汚いとしか思えない

発達障害の母

その爺さんは昔からこの村にいたが

奥さんがしっかり者でその陰に隠れていて

いるのかいないのかわからないほどの人だった

それが、奥さんが10年前くらいに死んでから

何かと元気になった

若い頃ならば、少し頭の緩い母のことなど

歯牙にもかけなかったであろうに

今は男を振りかざすことが自由にできてうれしいのか

母のところによく来ている

来て一緒にお茶を飲むくらいならば、まぁ私もなんとも思わないが

だいたい、私がいるときには来ない

いつも、私が東京に用事があっていない間に

頻繁に来ているらしい

発達障害の母

世の中のすべてが長生きを望み

長生きを奨励している、現在

母はマニュアル通りに長生きがすべての善であると信じている

50代を迎え人生がどんなものかあらかた把握した自分としては

バカバカしいにもほどがあると思う

まず、体が正直だ

もちろん、今は医療メンテナンスでどうにでもできるが

頭のほうはそんなメンテナンスが出来ている老人は一握りだ

北朝鮮北朝鮮であることを振りかざす

全く同じ手法で、老人であることを振りかざす

母が付き合っているであろう・・・

深く聞く価値もない老人の恋愛であるが

その爺さんが、もう80はとっくに過ぎているのに

毎日、軽トラックに乗ってやってくる

発達障害の母

私の今、少しでも人に評価されるようなところも

嫌なところも、すべて母を意識するところから出来上がっている

本当ならば評価されるようなところが

母から来ているのならば、

そこは感謝しなければいけないのかもしれないが

どうしても、そんな風には考えられないし

もしそこが母に似ているところならば

人間として最低な奴になったほうがましだと考えてしまう

私は学生のころから、もちろん家を出てからだが

単調なことを毎日続ける努力が苦ではないのだ

若いころはダイエットすると決めたら

目標を達成するまでやめないとか、勉強のやる気がない時も

惰性で一日数時間は必ずやる

こんなところは若いころは母のようにならないためだと

考えていたが、今思うと全く母と同じだ

この布巾で拭くと決めたら、毎日汚れていようが

同じ布巾で茶碗を拭く

毎日、歩こうと決めたら足が痛かろうが、天気が悪かろうが

絶対に歩くのだ

 

発達障害の母

もちろん、心さえ美しければ

どんな天然も許せる

それは、あの若いころの恋愛が教えてくれた

しかし、彼と知り合って惹かれたのも

どこかに母に似ているところを見つけていたのかもしれない

そして、あの恋愛を知ったことで

母をもっと嫌いになるわけだが

その始まりのきっかけは、やはり母だったと思う

そうでなければ、周りの恩あの子たちと同じように

あの子、かっこいいけど、ちょっと、足りないよね

それで終わったかもしれない

そして、父と母の恋愛を知っているので

どんなに好きであっても彼とは家庭を作るなんて

考えもしなかったし、彼から逃げたのかもしれない

 

発達障害の母

あんなに自分から勉強が好きでもないのに

ひたすら勉強したのは母がアレのおかげだ

そして、できるだけ空気を読む人間になった

これは良いことか悪いことかわからないが

今時の天然って言う人柄のくくりに

憎悪を燃やすほど嫌悪感がある

天然ならばどんなに人を傷つけていいのだろうか

母の天然は悪意だらけだった

それは子供に対してもそうだった