嫉妬

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優美は祐介が自分の物になって
これから、結婚にむけて何の障害もなく
幸せな日々が続き、そして、この恋愛は自分が勝ったのだ
相手っていうのは不足だらけのおばさんだったけれど
それなのに、何だろうこの気持ち
祐介が結婚していた時にはまったくわかなかった感情

「料理上手なのね~手早いし!」

優美は朝が苦手で、朝食は食べないのだが
祐介は、手際よく和食の朝食を作る
出汁は冷蔵庫にシイタケを水につけたものが
いつだって入っていて、朝はそれに豆腐とアゲを入れて
美味しい味噌汁
シャケは北海道から取り寄せたものが常備されていて
ふわっと焼けば、本当に美味しい
最高級のコメを土鍋で炊く

そんなメニューを出されると
食べずにはいられなくなる
最初は喜んで食べていたのだが
そのうち、イライラしてきた