嫉妬

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小屋に来た時の経緯はみんな知っていたのだが
本人があまりにあっけらかんとしていて
何も気にしていない
捨てた親のことを反対に

「可哀そうだよね~
パパは明治から続いた会社の若社長
ママも皇族の遠い親戚のお嬢様
お兄ちゃんたちもエリート中のエリートだったのに
私が電車でおじさんのあそこを触ったばっかりに
人生終わったかもね~
でも、かなりなお金を使ってもみ消して
そのおじさんにもたくさん渡したらしいし
私の周りの子たちにも色々口止めして回ったみたい
結局、あの、おじさんが私に触られて
お金も貰えて、すっごく幸せになったのよ~
世の中って、どこにラッキーが転がっているかわからないから
皆、ボウっと生きてても大丈夫!」

そんな風に話していて大笑いしたから
皆、まったく面白い子だとすぐに、気のいい仲間になった
その面白さ、風俗小屋に来た経緯
口コミで広がって、当時はものすごい人気
小屋の前に行列ができて困ったものだ