恋をしたとき

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その二週間後
章子からラインがあり
彼を連れて行くから、たこ焼きいつもより多めで!
その、彼とは?
あれから、まだ、そんなに過ぎていないのだから
雅紀君だろうか?
それなら、康太は大丈夫だろうが
小百合は?
そんな心配をしながらも
中学、高校でバカバカしいことに夢中になることは悪いことではない

私が章子くらいの頃はみぃさんのところで働いていたが
その前の中学時代
依存症だったとはいえ、男の子を捕まえては
セックスしていたのだ

今思えば、そんなこと少しも大したことではない
その頃の母はショックだったのだろうが
文学よりも文学らしい生き方をする父は
それも、素敵なことだと受け入れてくれた

待っていると、あのスマホの写真で見た
背が高くて端正な顔立ちの雅紀と
章子がやって来た