暇な奴ら

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「妻には子供をちゃんと育てなければ
そんな概念はありません
僕が初めに知り合ったときにも
あまりのいい加減な子育てに、驚いたものです
でも、僕と結婚してお金持ちの奥様達の子育てを
見栄を張るために頑張ってやり始めたんですけど
鋼は勉強はできるほうではないし
だいたい、小さいころからそんな環境になかったから
急に勉強なんか無理だし
母親の手料理の朝ご飯とか
愛情のこもった弁当なんか無理なんです
でも、彼女が息子を愛していないわけではないんです」

それはわかる!可愛いと思っているのは伝わるのだが
それが、普通のお母さんのようではないのだ

「僕も彼は大好きなんです
だから、僕ができるだけ彼の側にいますから
安心してください
多分、随分心配されたと思うので」

みぃと速水は驚いた
まさか、彼のほうがこんなに、子供のことを考えていたとは