暇な奴ら

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「子供の能力に関しては
あまり、小さい時からどうのこうのって
辞めたほうがいいんじゃないかしらね~
ものすごい運動能力とか、大人が見て
絶対的な才能を本人が楽しくできれば問題ないけれど
楽しくないのに、ストレスを感じながらさせるのは
その時間、何かをのびのびとやったほうが
よほど伸びる気がするけれど」

速水は頷きながら

「私もそう思うわ
でも、鋼君はあれでいいのかしら?」

みぃは子供のころを思い出しながら

「私はね、正二に会うまでも楽しかったの
一般的に男好きの母親に連れまわされて
あっちに行ったり、こっちに行ったり
母親は娘よりも男の言うことを聞く
最悪だと思うでしょう?
ところが、お母さんの男の趣味が良かったのよ
今のニュースになるような私を暴行するとか
レイプするとか、一人もいなかった
皆、お父さんみたいにおとなしい優しい人だった」