暇な奴ら

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「子供って人それぞれだから
どれが正しいとは言えないし
大人になってそれがダメだったら
仕方がないんだよ!」

速水が投げ出すように言った

「私は幸せを絵にかいたような
愛し合う二人の間に生まれたのに
祖母そっくりだったし
あの頃、みぃさんが拾ってくれなくっちゃ
おばあちゃんと同じ人生を送ってるわ」

みぃは困ったように苦笑いした

「でも、お姉ちゃんと違って私はお母さんに似てるって
素敵なことだと思うけどね」

「みぃさんこそすごいよね~
だって、小学校もまともに行ってないのに
正二さんの教育だけで、世の中の経済も読めるし
英語だって完璧だし」