暇な奴ら

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「素敵~!
やっぱり行きつけのお店のも素敵ですね」

「そんなことないよ
新開さんはどこに住んでるの?」

「えっ?ああ、私は、あの~」

速水は笑い出した

「駄目じゃない!
すぐに、しれっと恵比寿とか六本木って言えなくっちゃ」

新開は居心地悪そうに

「あ、いえ、そうなんですけど・・・」

速水はここに来るまでに思い出したのだ
新開はかなり整形していたが
その耳を忘れていなかったのだ

「子供は?そろそろ、学校から帰るころじゃない?」

新開は

「あ、大丈夫なんです
学校から直接、お稽古に行くんで」

速水は懐かしく思い出した
彼女はかなり売れたAV女優だった