ただ、毎日を

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真澄は何かしたくてたまらないのに
同い年くらいのおばあちゃん
まだ、60になるかならないかくらいの
人たちの集まりで
お稽古とか、ボランティアとか
どうも乗り気にならなかった

夫と一緒なのも
もっと、嫌だった

そんな時に
もう、忘れていた実家から
従兄弟が訪ねて来た

「真澄ちゃん、いや、
スカイツリーを見に来たんだけど
そう言えば真澄ちゃんが
たいそうなお金持ちになったって
田舎では評判だったから
ちょっと、家を見せてもらおうと
思ってな」