速水の子育て

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「どうして、そう言うことになるの?
おばあちゃんはパパは中学で公立に行ったから
ダメになって、でも大学受験で頑張ったって言ってたよ
だから、僕には頑張って私立の中学に
それもいいところに行ってほしいっていうんだよ
ママはそう思っていないの?」

速水はそんなこと考えたこともなかった
ただ、自分の好きな道を行けばいいと思うだけだ
幸い、速水の財産はたくさんある
星人が好きなことに使えばいい
いまだに速水の伝説のシーンはみぃが厳重に管理してくれているから
お金は入ってくる

お金を稼ぐために
勉強していい大学に入って、いい会社に就職する
それが義母のいつも言う話ではあるが
お金は星人には十分すぎるほどあるのだ
いい大学に入る必要なんてない
やりたい仕事が医者だと決めて、そうなるのならばいいが
星人は目指す仕事は漠然としていて
今現在の見栄のために塾に行きたいのだ

「思っていないわよ
亡くなったお祖父ちゃんみたいに、勉強したいからし
本が好きだから読んで、そして、結果大学に行きたいんだったら
行けばいいわ」

「そんなことでいいの?
康太おじさんは?康太おじさんは勉強が好きだったの?」