早く、イギリスに帰りたいと思っているのだが
両親を同じ時期に一気になくして
その家の処分やなんかで、なかなか帰れない
タケオはすぐに仕事に飛び回っている
星人は毎日やってくる義母と楽しく遊んでいる
「ねぇ、速水さん
まだまだ、帰れそうにないんだったら
こっちで、せめて公文のお教室にでも入れましょうか？
同い年のお友達もいないし
お勉強も遅れては嫌でしょう？」
勉強は星人は遅れることなどないのだ
もう、幼稚園の時に中学ぐらいまでの学習は入れてある
でも、ずっと、義母と二人でいるほうが気になっていたので
すぐにお願いすることにした
