小さな願い

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「みぃ、あなた何か仕掛けたんじゃないでしょうね?
気持ちはわかるけれど、こういうことは
母親が何かしたってわかったら、
ショウ君に嫌われるわよ下手したら
親子関係が破断するようなことよ!」

ミキにしてみればタケオの母のことを
速水に何かと言いたくなるのだけれど
こういうことでもめたくない
特にタケオは速水が惚れて一緒になったと
ミキは思っているから、余計、相手の親族のことは言えない
まぁ、本当はそうでもないのだが・・・・

すると、みぃはミキが飛んでくるだろうことを予測していたように

「それが、違うのよ!
本当にショウが振られたの!
ちょっと、聞いてよ
ショウのほうが追いかけたらしく
何度も会いに行ったけど、会ってもくれないし
ラインもブロックされたんだって

私、理子ちゃんのこと見直したわ
でも、あのお姉さんじゃな~」

「どういうこと?」

「ほら、三人でランチしたでしょう?
あれから一週間くらいしてから
理子ちゃんのお姉さんがここに来たのよ」