星人の不思議

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「だいたい、一人っ子で幼稚園もやらないなんて
集団生活が身に付きませんよ
まぁ、女の子ならば、それでもいいかもしれませんが
ママさんだって、確か有名な私立の幼稚園から
付属の難関の小学校に上がったんでしょう?
なぜ、星ちゃんのことは、そんなに手抜きにするのかしら?」

速水は今まで面倒だったから
この姑と話さないようにしていたのだ
今も答えは持っていたが話しても無駄だと思い

「そうですね。
ちょっと、星人とケーキ買ってきますね
お母様、ここの近くのパティスリーのシュークリーム
お好きでしたでしょう?」

いつだってこうやってはぐらかされることに
姑は気が付いていた
今まではそれもいいだろうと思っていたが
さすがに

「速水さん!そうやって逃げずにちゃんと話してちょうだい!」