タケオの小さな願い

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星人はタケオが抱くと
嬉しそうに笑うようになった
理屈ではなくこの小さな自分の子供の前で
あまりに理不尽なことはできない
そして、速水を真剣に愛したい
そう思う気持ちがわいてきた
それは自然な気持ちで、自分から立派な父親になろうと
そんな風に思ったわけではない
そう考えると、仕事もちゃんとしたい
もちろん、速水のお金は湯水のようにある
今も人気は衰えていないから、実際に速水がネットから消えたことによって
ハーミーのグッズにはもっと人気が出ていた

タケオはみぃの仕事の手伝いをすることになった
仕事を始めれば、もちろん、タケオのことだ
十分信頼に足る仕事をする

三人の心が満たされる暮らし
そして、沢田もミキも康太もみぃも三人の幸福を願ってくれる
そう思うと自分の子供の頃の嫌な思い出が
今まで忘れていたのに心に広がってくる