星のような

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康太は姉には会ったことがなかった
姉は母と同じような人なのだろうと思っていた
中学を卒業と同時に家から消えた
そう聞いていた
綺麗な子だったとか、性格がよかったとか
そんなことを聞いていたが、この家の女だ
どうせ、母親と一緒だ
そして、いかがわしい仕事をしているらしい
そんな話を聞きいた気がしていたから
帰ったきた姉の清冽とした美しさに驚いた
母さんと違う!!!!

母は美人ではあったが、何かトイレの匂いがしそうな
子供ながらに淫猥なことを確信していた

姉は帰ってくると、さっさと掃除をして
冷蔵庫を除いて、買い物に走ると
帰って来てさっさと本当の家庭の手作りの食事を作った
爺さんは泣いて喜び
姉の前では決して卑猥なことは言わなくなった

姉はさっさと康太を塾に入れ
勉強の手順を教えてくれ
お金の準備もしてくれた

あのまま姉が帰って来なかったら
自分は家に火をつけていたかもしれないほど
不幸だった