速水の毎日

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庭の手入れをしながら
祖母を思ってみたりする
愛人の家・・・・それが世間での認識かもしれない
でも、そこにはこうして親子で大事にしようと思う風情がある

妻のいる人に一生をささげた父方の祖母
死ぬ寸前まで男から男に流れ歩いた母方の祖母
そして、その祖母と別れることをせずに
ずっと祖母を愛していたであろう母方の祖父

そんな流れの中で自分が生まれたこと
こうして庭の木々を眺めて手入れしていると
不思議な気がする
やりたいことなど何もない、夢もない
ただぼうっとそんな自分の血を考えて生きる

それもいいだろうと見守る両親に何か申し訳ない気がする
もちろん金銭的には十分すぎるものがあるのだから
家を出て一人暮らしをしてもいいのだが
今は自分を形作ったここにいたいのだ