2017-12-04 速水の悩み 日記 #練習用 「パパがずっと、追っかけてくれたから 長いこと時間はかかったけれど、一緒になれたかな」 「どのくらい?」 「10年くらいかな」 速水はほっと溜息をつくとうらやましいと思った 父は本当に偏見のない立派な学者だから タケオにはそんな所一つもないし 速水を追いかけてくれるなんてことは考えられない ミキは速水の相手のことはみぃに聞いていたが 会えて、話はしなかった 恋愛なんてものに、本当に価値があるのかどうか 自分でもわからなかったからだ 自分と沢村のことは口にすればそう言う風な事情しか 話せはしないが、本当は 全く違うような気がする