速水の悩み

優人は少し涙ぐみながら

「これは想定内だったんです
ファンだった頃のハーミーはもっと、成熟した女だと思ってました
でも、そばでマネージャーやってて、感じたのは
体とは反対に、全く無垢だってことです
あんなに無垢で純粋ならば
そのうち誰かに恋するんだろうなって思ってました

あ、それが僕ならいいって思ってましたけど

ちょっと、様子を見て待ちます」

そう言う優人にみぃは

「じゃぁ、さっきの企画勧めておいてね
ミキ姐さんのところに帰ったのならば
当分、事務所には来ないでしょう」

そう言いながら、素人の女なんてロクなもんじゃない
そう考えた