そして恋人へ

法律を専門にしているくせに
康太は....
いや、法律を専門にしているからこそ
今はそういう決まりとは別に
優未の今からの全てを
感情だけで支配してしまいたいと思う
それが後に悔いや
世間の避難を浴びようとも
今は優未の全てが欲しい

優未が受け入れればだが

康太は自分の中にも
しっかり母の血が流れている
そう感じたが
それは、そんなに嫌でもなかったし
幸せでもあった