2017-09-08 そして恋人へ 日記 #練習用 病院の白い部屋で ベッドに横たわっている優未は 本当に小さな子供に見えた ぐっすり寝ている 何も考えないまま 康太は優未の白い手を取って 握りしめた こんなにこの子を大事に 思う自分に気がついて 怖くなった パッと手を離した途端 「戸田さん? やっと、会えた!」 優未が目を開けて、康太の手を探した 何か考える暇もなく 康太はもう一度 華奢な白い手を握りしめた 「やっと、会えたな」 その言葉は感情からだけのものだった 「戸田さんも?」