そして恋人へ

康太はショット、中学生に言うべきではなかった
いくら自分のことをまっすぐに言ってしまったとはいえ
ちょっと、あの年齢には酷なわかりづらいことを
言ってしまったのじゃないかと
反省していたから、すぐに連絡を取ってみた
そしたら、会いたいという
じゃ、昼食でも一緒に食べよう
でも、出る前に必ず親に自分と会うことを話しておくこと
そう言っておいた

原宿の女子高生が喜びそうなカフェ
康太はあれからひたすら調べて、このカフェにしたのだ
この店を探しながらも、自分でも驚くほど楽しいのに
ちょっと、戸惑っていた

早めに行って少し気恥しいが
わかりやすいテーブルに座っておく
優未が探しやすいようにだ

すると、入り口の階段を下りてくる優未が目に入った
華奢な白い妖精のようだ
今まで制服でしかあったことがなかったから
白いワンピースの優未はまぶしかった