街の灯り

「いらっしゃい
お姉ちゃん、寂しいでしょう?
まぁ、ゆっくりしていってよ
速水は幸せに楽しくやってるからさ」

「ありがとう、速水のことは本当に
感謝しているわ
それよりも、子供」

「あ~康太のところ?
プレゼントしすぎたかしら?
だって、本当にうれしいんだもん
速水と二人でプレゼント選びしてて
つい、ハイになって買いすぎちゃったんだけど」

「そうじゃないの
そうじゃなくって、みぃの子供
今、スイスにいるんだって?」

みぃは不思議そうに

「あれ?お姉ちゃんに話さなかったっけ?
速水より二つ上
かわいい子だよ~正二、そっくり!」

やっぱり正二の子供だったのだ
正二だったらみぃには手を出さないだろうって
安心していたのに
みぃそのミキの顔色を見ながら

「正二が私に絶対手を出そうとしなかったのは
確かなんだよ」

じゃ、なぜ?