「そういう体質ならば
そういう体質で仕事もできるし
それを利用してなにかできることなんて
たくさんあるさ」

沢村はさすがに娘に
男の体が欲しくて仕方のない体質だとは
言いづらい

「ずっと、家にいるの?」

確かにずっと家にいれば
問題は起きないだろうが
そういう体質ならば
宅急便を持ってきた男にすら
近寄って行くだろうことは
ミキは母を思い出してよくわかっている

「みぃのところにに相談に行ってくるわ
速水を連れて」

沢村は頷いた