.....の無い

みぃは素晴らしい部屋にぴったりなビジュアルで
洗練された台所のほうに声をかけた

「ヒョウ!一番高い紅茶、出して?
お姉ちゃんはミルク?それともレモン?
えっと、そっちの趣味の悪いおばさんは?」

ヒョウと呼ばれた男がエプロン姿で出てきた

「お姉さんなの?
みぃの?
じゃ、めちゃくちゃ丁寧に淹れるね!」

背が高い、二十歳前後だと思う、ホストによくいるタイプ
この男がみぃについているやばい男だろうか?

部屋を見ながら様子を探っていると
おいしい紅茶を高そうなティーセットで運んでくると
二人の前に丁寧においた

「もう帰って!」

そう言ってエルメスの財布から数万円出して
ヒョウに渡した

「ありがとう、お姉さんたちもよろしくね」

そう言って、二人に名刺をくれた