.....の無い

「ちょっと、ミキ、写真持ってるんやろ?
妹の写真!
それ見せて確認してもらえばいいんちゃう?」

みぃの写真はあっても、ほんの子供の頃だ
渋る、おっさんを前に二人で困ってると
風花がさっきからスケベな目で
自分の胸元を見てるこの不動産やのおやじに

「おっちゃん、うち、あそこの店で働いてんねんけど
来てくれたら、サービスするで~そやから、ね、
教えてくれたってええやろ?」

色気で誘うと、あっという間に落ちた

「そうか~おねえちゃん、ちょっと、年いってるけど
めちゃ好みなんだな~ほんとにサービスしろよ!」

そう言うと書類をあっさりと出してきた

みぃに間違いなかった
次の引っ越し先もわかった

ミキはみぃに関して、そんなふうにしっかり
育っているようには思えなかった
母の面影がよぎる
どうせ、バックに男がいるのだろう