2016-12-25 .....の無い 日記 #練習用 沢村の小説のヒロインがミキだと思うと 物悲しいような それでいて晴れがましいような 「姉さん、沢村教授が姉さんに会いたいって 言ってるんだ」 そう、まっすぐに切り出した 会ってほしいような 会って欲しく無いような でも、康太には決められない あの、小説通りならば 二人はもう一度会えば 幸せになるんじゃ無いか 姉の幸せを自分の感情で阻むことはできない その言葉を聞いたミキは 康太、心を隠すことはできなかった 嬉しさを隠せずに笑ったミキの顔は 康太の今まで見たこともない 幸せそうな顔だった