発達障害の母
「ん?16の頃から親と
話とかしてなかったの?」
「吉川さんのところの両親と
同じように考えちゃダメだよ
うちの親なんか子供に
適切なアドバイスができるような
しろものじゃないからね」
学生時代なら絶対に話せなかった
自分のコンプレックス
今だから躊躇なく言えるようになったのだ
「子どもが、とりあえず、
犯罪を犯さずに生きて言ってくれれば
それだけで十分
そんな環境だったのよ
そのレベルだったから
なんとか、高校さえ出せば立派な子育てが
できたって満足するような親」
私だって、それのどこが悪いかと言われれば
反論はない
そこからは自分の問題だ
だから、今まで、親のことは
興味も関心もなく
健康で楽しき生きていてさえくれれば
その程度にしか考えていなかった