発達障害の母
日常生活が快適とは言えなかったが
普通の日常生活は送れていたから
小学校に上がる頃には
母親には全く興味がなくなっていた
「小学校に上がったら
自分のやりたいことに夢中で
母親がどうだとか考えてもみなかったわ
片付けろ!とか手伝え!とか
怒鳴っていたのは覚えているけれど
私に取ってはどうでもいいことで
怒鳴っているようにしか思えなくって
まったく無視して本ばかり読んでいたわ
それからは、高校を出るまで
全く母親の存在なんてどうでもよかった
ついこの間まで、そうだったんだけど
もう、一人ではおいては置けない
年齢になって、ハッっと気がついたの
もしかして、
この人は普通じゃ無いんじゃ無いかって」
「それは、年齢のせいじゃないの?
そろそろ80くらいになるんでしょう?」