おばさんであること
ひどいこと・・・・
美也は大輔の周りの男の子たちを思い出す
どの子も家柄のいい子たちで、頭もよくて
女の子が付き合うには何の問題もなさそうだ
普通に考えると、大輔の学校の子と付き合えるのは
女の子にとって自慢じゃないのだろうか
ああ、女子に告られて、断るなんてことはありそうだ
スミカの周りの女の子ならば
当然断るだろう
そんなことで大輔に近寄ってもらっては困る
「ひどいことって、仕方ないでしょう?
だって、好きになるのはどんなタイプかなんてわからないし
断られることはあると思うけど」
少し諭すように言う
スミカはサラダを食べながら
「だから嫌いなのよ!
あんたたちみたいな人種
私の友達ならどうせロクな人間じゃないから
何してもいいって思ってるんでしょ
あそこの制服振りかざして、女の子をひっかけて
自分たちの根城に連れ込んで、何人かで好きにするって
どういうこと?」
「まさか・・・・」