おばさんであること
明美の言い草は本音中の本音だった
本音過ぎて、二人とも笑ってしまった
「たぶん、私に似たのよ
頭が悪くて、お金遣いが荒くて
とにかく、真面目に何かに取り組むことが嫌いなの
夫には一つもないことだしね
だからと言って私が徹のそんなところが好きかと言えば
大嫌いで、もっと、真面目に勉強しなきゃダメでしょ!
みたいなことを行っちゃうのよね~
最近彼女が出来たらしくて
私がこうして外に出てるときは部屋に連れ込んでるみたいなの
子供でも出来たらどうしよう!」
「え~!!!そんなことするの?
早く帰りなさいよ!」
「嫌よ!帰ったら二人でいちゃついていたなんてことに
遭遇したら私どうしていいかわからないもの」
満里奈と明美は美也を見た
完璧な母親のように見えるから
何かいい方法でも知っているのではないかと思ったのだ