発達障害の母

父方の祖父母、叔父伯母なんかが

母に対して、少し苦笑いで接しているのはわかっていたが

彼らの誰も母の人権を侵害するようなことは言わなかった

私に対しても、ちょっと、変わり者の母の娘

母は何をやってもまともにはできないが娘はまともでよかった

そんな空気を醸し出すだけだった

その話を聞いて、その場をまとめもしないまま

母に謝らせた弟に不信感を持ってしまった

母を最期まで看取ろうと決心した裏には

やはり、どんな母親であっても捨てられはしない

そんな思いがあったからなのだが

弟家族、いや、弟事態もそんな母をかばおうとしなかった

そう思うと、母に対して悔しくないのかと怒りながら

なぜ、そこまで、母をバカにできるのかと

弟の嫁の両親、ひいては弟にも腹が立った