発達障害の母

母は昔から、今も全然、変わらないのだが

何か目標があると、他のことには頭が回らない

その時も、いつもは一人暮らしの家に五人も弟の家族が寝ている

母としては張り切っていただろうし

朝の準備は完璧にしたいと思い込んでいたはずだ

その日はのごみを出す日だったこともあって

朝から缶をガラガラと音を立てながら、ビニールにまとめたらしい

それにブチ切れたのが

母の寝所まで要求して、夫のいびきにも一日たりとも我慢が出来ない

嫁の母親だ

その音で目を覚まし、母を許せなかったらしく

母に文句を言いまくったらしい

弟の嫁は、いや、弟の義理の父ですら、そのわがままな義理の母親を

おさめることが出来ずに、うちの母が誤ることで

すべては決着したらしい

私は弟が自分の母親のことをどの程度認識しているかは

全く知らないし、そんなことを姉弟で話し合ったこともないが

その話はかなりおかしい