発達障害の母

よく人殺しはまた自分の欲望のために

同じ過ちを犯し

最後には目が気いらなかったと言うだけで

人を殺すようになるから絶対に捕まえなければ

みたいな話があるけれど

村ではそれはない

許す代わりにそこでクラス以上

誰もが脅迫の種を持っていることになる

しかし具体的にお金など要求しない

村中でじわじわと見つめるだけだ

そんな中でも十分幸せなのだ

私ならばあまりの厚顔に生きていけない気がするのだが

それが村での生き方なのかもしれない

私はネコと朋ちゃんを目いっぱい都会的に

もてなしてあげた

朋ちゃんが憧れた都会がうちの家庭料理程度で

悪かったけれど

朋ちゃんはそれだけでも十分満足したようだった