発達障害の母
母が発達障害であるのは間違いない
子供たちの幸せのために何ができるかと考える
キャパがないのは仕方がない
何かと覚えられないのは仕方がない
おいての心を読んで忖度できないのも仕方ない
そうどんなに思っても、どうしてもいらいらと悔しい思いになる
そして、そこがこの村独特のそんな空気とあいまって
もっと、母やこの生まれた土地がいやになる
母は乏しい知識をこの村ですべて手に入れている
それならば、母のやっていることはこの村的には
正しいのだ
母の出て行った玄関を見ながら
今の世の中でこんな世界がまだあったことに愕然とする
まるで2チャンネルのように閉鎖されたような社会
しかし、2チャンネルと違うのは、そこに知性のかけらもない
ということだ
すぐに東京に逃げ帰りたい
ここには二度と戻ってきたくはない
そう思うだけ思ってあきらめた
やはり、母は一人にはできないから