嫉妬

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雅紀がみぃの兄である康太の娘の彼氏
初めてそう聞いたときは、いくら何でも
同族経営過ぎるだろう
そう呆れていたのだが、雅紀に会って
その一生懸命な情熱に感動した

「社長は君のほうがふさわしいよ
僕が徹底的に補佐するから」

そう言うと

前科があると言う
何をしたのか聞くと
女の子を騙して、やくざに売っていたと言う

みぃの親族はそれでいいのだろうか?
康太は特に父じゃないか・・・
今の雅紀にはそんなことをするとは全く思えない
人間としてのまっすぐさが備わっていると思うのだが

康太が直々に祐介に会いに来て
いきさつを話してくれた
ものすごく騙されやすい
だから、ずっと、一緒にいてくれるとありがたい
清掃関係のことならばエキスパートだから
そう言われて一緒にやっているのだが

とにかく楽しいのだ

そんな祐介を知らない優美は
誘ってもあまり会わないようになり
一緒にいる夜中に、電話一本で飛んでいく祐介に
不安しかなかった
やはり、私から離れていこうとしているのだ
聞けば、今やっている仕事の中心はみぃの親族だと言う