嫉妬

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もう、かなりな年のはずだが
まさに30代の美貌
みぃが驚いていると

「整形だよ~
私、幾つだと思ってるの
こんなきれいなはずないじゃん!」

豊満な体つきに、その派手な外観
みぃが知っている限り、30のころからまったく変わらない
あの頃から、あっけらかんとしていて
いや、しすぎていて
とにかく、ネガティブなところがみじんもない人なのだ

もともと、いい所のお嬢さんで
大学付属の一貫校に幼稚園から通っていたのだ
それが、中学くらいから男好きで家族の手に負えなくなった
だいたい、その退学理由が痴女行為だった

中学二年の時に横に立ったおじさんの股間を触ったのだ
母親に泣いて責められたときに

「え?どうしてダメなの?
伯父さん、めちゃくちゃ嬉しそうだったのに!」

確かにそばにいて大騒ぎして、問題にしたのは
一緒にいた同級生の幼馴染
あまりのエロい行為に友人のほうが耐えられなくなったのだ
伯父さんはニヤニヤして嬉しそうだった

それからは親族一同から放り出され
正二が拾ったのだ
放り出されたとはいえ
10年後、親の遺産が入ったから、悠々自適の生活が送れるのに
正二や周りのスタッフが仕事は続けたほうが
世間を騒がせないと
しばらく、あの小屋にいたのだ