最近の星人

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「そう言うのって大人が考えればいいことなんじゃね?
僕もばあちゃんに振り回されて大変だったけど
僕んちもお金があるから、おばあちゃんは
頑張れば、どんないい学校にでも行けるって
一人ではしゃいで、僕を巻き込むんだ
でもさ、うちの両親はそんなことどうでもいいって感じ
お金があるからこそ、好きなことすればいいって!
勉強したくなったら、高校卒業してからでも間に合うって
うちのパパもそうだったから
もし、そのときにお金がいるならいくらでもつぎ込んでくれるって」

「でも、本当のパパでしょう?
うちはそうじゃないから、ママが頑張れって言うんだと思う」

「それが大人の事情って言ってるんだ!
その、新しいお父さんがちゃんとした人ならば
あんなふうに、ノートを投げつけるほど
イラついてまで勉強してほしくないと思うよ」

チェリーは黙ってうなずいた

「そうかもしれない、そうかもしれないけれど
お母さんのために、私、中学受験は頑張って
どこか偏差値の高いところに行くしかない」