「じゃ、僕は公立に通いながら
どうすればいいの?」
速水は昔ミキに言われたことを星人に語った
「どの教科も一生懸命やって
好きなことを見つけて頂戴
康太おじさんは、貧乏で習い事もできなかったけど
勉強は誰に言われることもなく、自分でたくさんやりたいって思ったそうよ
お祖父ちゃんは、ひたすら本が好きでしょうがなかったって
ママもパパも好きなことをしてきたの
星人もどれも一生懸命やってみれば
好きな道が見つかるわ」
その真摯ないい方に星人は頷いた
すると、タケオが
「好きな物、やりたいことが見つかったら
ちゃんと報告しろよ!
パパがそのためのお金は出してやるから!」