2020-03-26 その先 長い年月、会わなかった二人の会話は落ち着いていたしその中に深い喜びを感じたわたしからすると、いい大人同士になった時にこっそり会ってもよかっただろうにそう思うが、ここの母の強烈さはそれすらさせないほどだったのかもしれないしばらくして父親が「息子のことじゃないのか?」そう言った。澄子ちゃんもうなづいた。父親は嬉しそうに「もうすぐ帰ってくるちょっと、ラインするから待っていなさい」