2020-03-25 その先 「確か、男の人私はてっきり、ご主人、あなたのお父様そう、思ったのですがお父様は?お聞きになりました?」私たちの中で、離婚した父親のことは全く頭になかったすぐに、澄子ちゃんは母親に隠していた住所を探し出した電話番号まではわからずそのマンションまで行ってみたチャイムを押してみると中から年寄りの声がした澄子ちゃんが名前を名乗ったのでその老人は「澄子か?」そう言ってすぐにドアを開けた澄子ちゃんは泣きそうな顔で「お父さん、元気そうで…」すると、父親も「良かった。元気そうで。今、お茶を淹れるからゆっくりして行きなさい」そう言って嬉しそうにしていた