2020-03-23 その先 「それで、どうなったの?子供は?ここで育てたの?」澄子ちゃんは眉を潜めながら「病院で生まれたその日に母がどこかに連れて行って誰かにあげたらしいのそれ以来、私はその子がどうなったか何もわからないのよ」私は流石に堪忍袋の尾が切れた「何言ってるのよ!好きになった人との子供でしょう?母親ならば、気になって仕方がないはずよね、何も母を名乗ることはないと思うけれどこれからでも探しましょうよ気にならないの?男の子?女の子?」もう、私の方が気になって仕方がない