2020-03-12 その先 私はそれに対して反発していた澄子ちゃんの家は百姓の自分の家とは絶対に違うお母さんだって、うちの母親とは全く違ううちの母親がスカートを履くのは学校の行事の時だけだし化粧だって滅多にしない私の勉強だって見ないしテレビドラマを見るのが趣味の人だそう、自分のような家のものが手紙の返事を期待することが間違いなのだそう思って、あの時手紙は書かなかったのだこうして、会いに来てみると東京で高級住宅地のこんな大きな家に住んでいる澄子ちゃんはやはり、あの時と同じ気持ちで対面している自分に気がつく澄子ちゃんは、やはり