その先

長い年月、会っていなかったけれど

すぐに、お互い抱き合って

再会を喜んだ


急に止まった手紙!

私たちはどちらも辞めたくはなかったのだ

私はあの後、何度も

もう一度出そうかと考えたが

父や母が

『東京のお嬢様とうちでは違いすぎる

あそこのお母さんが許すはずもないよ

鼻持ちならない人だったからね』

澄子ちゃんの家族がいなくなって

村が澄子ちゃんの父親の会社の恩恵を受けなくなると、村の人は容赦なく悪口を言った