発達障害の母

私は父の浮気騒動で母をもっと嫌いになった

普通の子供ならば父をひどい夫だた思ったであろうが

私は父の浮気より前に母が恋をしているのを

子供ながらに苦々しく思っていたのだ

もちろん、その相手は父ではない

私の担任の教師だった大学を出てすぐにこの田舎の教師として

やって来て、若いだけではなく見た目もよかった

六年生くらいの女の子たちもきゃぁきゃぁ言っていたし

確かにかっこよかった

その先生の初めての授業参観で母はすっかり好きになったようだった

それまでは学校のことや勉強のことなど

母は全く興味なかった

私の担任は戦争に言った経験のある、定年まじかの爺さんだったし

母には小学校3年くらいの問題すらわからなかったから

そんなことがわからないのが子供にわかったら恥とばかりに

学校のことは無視だった