発達障害の母
中学を出た後、ケロは私と同じで
少しでも家から逃れたいと大阪に就職したそうだ
それからは、まぁ大変だったことはしゃべらずとも
想像はできる
それでも、何とか自分で水道屋を始めて
結婚もできて息子はケロそっくりの運動神経の良さ
小学校の頃から野球をやりたがり
ケロは儲けたお金はすべて息子につぎ込んだらしい
「子供ができて思ったんだけど
俺のおやじ、俺のこと可愛くなかったのかな?
あ~ちゃんと一緒で、もう、どうでもいいことだけど
なんか、親になってみると
親の気持ちはわかるってよく言われるだろう?
俺が親になってわかったことは
俺が親なら継母になんか好きにさせないけどな」
「あ、わかるわかる、私も一緒」