発達障害の母
「それで、その足元に離婚届の紙が落ちていたんだ
もちろん、旦那のサインいりのさ」
ネコが
「それで、もめてるんだよ
お互い遺体を引き取りたくないってさ
俺が出て行って引き取って、何とか葬式出してやってもいいんだけど
それも、年寄りたちが、出しゃばらんほうがいいって言うし
まいったよ~」
私はそのことを聞いてかわいそうなあまり涙が出てきた
「あ~ちゃん、あいつは自業自得なんだぜ」
それはわかっている
私だって雅ちゃんは嫌いだ
でも、長年結婚していた旦那
子供はいないとは言え
みっちゃんちの後家といい仲だとは言え
それはないだろう
妹だってそうだ、何はともあれ、姉ではないか
そんなことをぐちぐち言いながら涙が止まらないでいると
「雅ちゃん、村中にあ~ちゃんが帰って来てから
変な噂流していたんだぜ、そんな泣いてやんなくてもいいさ」
友くんが怒って言う