発達障害の母
「馬鹿言えよ!
俺、結婚したの30の時
恵子は24だぞ!めちゃ普通!」
私は一瞬にタイムマシーンであのころから戻ってきた
「だって、恵子ちゃんって一年生の時の
天使みたいな時しか知らないから
そうだよね、大人になってるね」
そう、言って三人で笑う
「ネコんちが大変な時に支えたのが恵子ちゃんでさ
顔だけじゃなくってホントの天使だったわけ!
そして、今は息子がネコの子供とは思えない
イケメンで村中の女の子が狙っているんだ」
友くんが言うと
ネコは照れたように
「いや、嫁さんに似たからさ」
それはそうだろう!
今横にいるネコは人のよさそうな田舎のおっさんだ
「それに、こいつが頑張って家も元のような
分限者に戻ってるし
村長だしなぁ、村の娘たちが騒ぐのも
無理はないってことさ」
ああ、それで、つうちゃんは娘を嫁にと
野望を抱いているのか