発達障害の母

「だって、うちなんか.....

さっきの農協の男の子の親

あの彼が性に合ってるレベルだったんだよ

まともな家の男の子とは

付き合えるとも思わなかったよ」


「そうか、まぁ、俺は違うけど

それに、みっちゃんも違ってたぞ

中学の頃、本の話や

難しい数学の問題

そんな話ができるのは

あ〜ちゃんだけだって喜んでたのは

ただ、それだけじゃなかったからさ」


「友くんのかいかぶりだよ

中学の頃だってみっちゃん、モテてたじゃん

一つ下の可愛い子と噂あったし」


「いや、あれは相手が積極的だっただけさ

みっちゃんが結婚する前の日

俺ら仲間で飲み会やったんだけど

俺の横で『あ〜ちゃん、結婚したんだよなぁ

俺、学生の時に東京のあ〜ちゃんの下宿まで行ったことがある』」