発達障害の母
そこに新しい客が入って来た
農協の若者たちに声をかけると
農作業用のつなぎの格好で
カウンターに座る
あっと私が気がついた時に
向こうから
「あ〜ちゃん、母ちゃんの世話に帰ってるんだってな!このくらいの時間にはここによくコーヒーを飲みに来てるって聞いて、俺もたまにはコーヒーをでもと思ってよったんだよ
年取ったなぁ〜!」
「あ、友くん?
失礼な、あんただって禿げてるじゃん!」
友くんは小学校の頃
身が軽くて、この村では一番の運動神経だった。
親は川から石を切り出して商売をしていた気がする。小柄でちょこちょことしていた印象で可愛い印象の子だった。
結構仲が良くて、遠足の時なんかは
おやつを分けあったりした思い出がある