誘惑の花

職場では男女機会均等であっても

力が同じならば、子供を持っている主婦は不利

同じくらいの子供の成績なら

お金を持っていなければ不利

そんな悔しい思いをたくさんして子育てを終えた

 

夫は子供たちの立派な成長に満足しているし

それなりの地位にも昇りつめている

もちろん、京子の能力がそんなものをものともしないほど

高ければ問題ないのだが

それはそれで、能力はしれているのだからしかたがない

そして、過ぎ去った日々を思うときに

俊哉が目の前にちらついてきたのはなぜなんだろう